ヘッドレスの APU.1C に、OS をインストールするのは手間がかかります。Debian や Ubuntu 等はカスタム・インストールCD(シリアル接続)が作れるようです。

Voyage Linux (Voyage MPD)の場合は、その Live-CD から PXE によって APU.1C にインストールできます。Voyage Linux の本家サイト http://linux.voyage.hk にそのあたりの記述があります。あったのですが、現時点で見ることができません。

Live-CD を立ち上げるマシンは、VM (VMWare, VirtualBox 又はQEMU) を使います。別にPC を用意する必要はありません。今回は Windows 上の VirtualBox を用いて、APU.1C に Voyage Linux (Voyage MPD) をインストールします。
まず VirtualBox に仮想マシンを作成します。タイプ は Linux、バージョン は Live-CD が32bit なら Linux 2.6/3.x (32bit) か Debian (32bit)、Live-CD が64bit なら Linux 2.6/3.x (64bit) か Debian (64bit) に設定します。

VM

 

メモリーサイズは、ホストOS のメモリサイズによりますが、1024MB あれば大丈夫でしょう。

仮想ハードドライブは追加しなくてもOKです。CD/DVDドライブに、Live-CDをマウントします。

storage

 

ネットーワークは、ネットワークアダプタを有効にし、ブリッジアダプターを割り当てます。こうすることによって、ホストOS、APU.1C、ゲストOS が同じネットワーク上に存在することになります。

 

network

 

以上で VirtualBox 側の設定は終了です。VirtualBox で Live-CD を立ちあげます。ここで、ネットワーク上に他の DHCP サーバがある場合、これを停止させておいてください。APU.1C が PXE を見つけられなくなります。

VirtualBox で Live-CD が立ち上がったら、root/voyage でログインし、以下を入力します。

#remountrw

#/etc/init.d/voyage-pxe start 115200

これで、VirtualBox の準備は完了です。 VirtualBox の IP アドレスは 192.168.1.200 になっているはずです。

インストールするメディアを装着した APU.1C を立ちあげます。F12 キーを押して、boot menu を表示させ、2 を選択します。

apu1c1

 

しばらくすると、以下の画面が表示されるので、1 を選択します。これで Live-CD から PXE 経由で Voyage-Linux (Voyage-MPD) が立ち上がりました。APU.1C に装着しているメディアへのOS インストールの手順は、ルートの README.pxe を参照してください。

 

1. PXE Boot Voyage Linux with a login shell
2. Start automated install for WRAP (/dev/hda and 38400 serial console)
3. Start automated install for ALIX (/dev/hda and 38400 serial console)
4. Start automated install for APU (/dev/hda and 115200 serial console)
5. Start automated install for 45/48xx (/dev/hda and 19200 serial console)
6. Start automated install for 55xx (/dev/hda and 19200 serial console)
7. Start automated install for 6501 (/dev/hda and 19200 serial console)
8. Start automated install for gerenic PC (/dev/hda and no serial console)